商品を変えずに売上を伸ばす!メニュー名・商品名の「ネーミング改善」4つのパーツ設計

こんな視点は販売士の勉強をしてきたから、得られたものと思います。

買い物に行った時に、何も興味をひかなければ、素通りしてしまいませんか?
実は、売れていく商品には、商品は変わらないのに、少し価値を感じる仕組みが隠されています。

先日、訪問させて頂いたスーパーでたくさんのヒントを頂きましたのでご紹介させて頂きます。

目次

なぜ「単なる分類名」ではお客様の心が動かないのか

店頭のメニュー表や商品棚、Webサイトの案内を見直してみた時、商品名が次のような「単なる一般名称(分類名)」になっていませんか?

  • 「トマトパスタ」
  • 「炭酸ヘッドスパ」
  • 「保湿ハンドクリーム」
  • 「アイスコーヒー」

もちろん、何の商品であるかは一目で分かります。

しかし、これらはあくまで「カテゴリーの名前」であって、「買いたくなる理由(価値)」が一切伝わっていません。

お客様がメニューや商品を選ぶ際、頭の中では「どんな味だろう」「どんな気分になれるだろう」「自分にとってどんなメリットがあるだろう」というイメージ(想像)を巡らせています。

名前がそっけない分類名のままだと、お客様の脳内で魅力的なイメージが膨らまず、結果として「一番安いもの」や「いつもの無難なもの」しか選ばれなくなってしまいます。

新商品を開発したり、設備投資をしたりする必要はありません。

今ある商品の「名前の付け方」を少し工夫するだけで、注文率や客単価は劇的に変わります。

言葉一つで価値が変わる!ネーミングがもたらす心理効果

認知心理学やマーケティングにおいて、人は「抽象的な言葉」よりも「五感や感情が刺激される具体的な言葉」に対して、より高い価値(プレミアム感)を感じることが実証されています。

例えば、ただの「トマトパスタ 980円」と書かれているよりも、 「博多地鶏とじっくり煮込んだ完熟トマトの濃厚生パスタ 1,280円」 と書かれている方が、300円高くても「美味しそうだから食べてみたい!」と選ばれやすくなります。

ネーミングの役割とは、商品を説明することではなく、「その商品がもたらす最高の体験を、お客様の頭の中に一瞬で思い浮かばせること」です。

注文率を劇的に引き上げる「売れるネーミング」4つのパーツ

魅力的なネーミングをつくるための、4つの基本構成パーツを解説します。すべてを入れる必要はありませんが、2〜3個を組み合わせるだけで強力な名前が完成します。

パーツ①:五感を刺激する「シズル感・オノマトペ」(食感・音・温度)

味覚、触覚、聴覚を直接刺激する擬音語や情景表現を取り入れます。

  • 例:「とろ〜り」「サクサク」「じっくり煮込んだ」「炭火で香ばしく焼き上げた」「ひんやり爽快な」

パーツ②:信頼感と納得感を生む「産地・製法・こだわり」(具体性)

素材の出どころや、手間ひまのかけ方を具体的に明記します。

  • 例:「朝採れ糸島野菜の」「3日間熟成させた」「無農薬茶葉使用の」「老舗醤油蔵の」

パーツ③:自分ごと化させる「ターゲット・利用シーン」(共感)

「どんな人のためのものか」「いつ使うものか」を言葉にします。

  • 例:「長時間のデスクワークでお疲れの方へ」「お仕事帰りのご褒美に」「辛いものが苦手な方でも楽しめる」

パーツ④:手に入れた後の「ベネフィット」(得られる未来)

その商品を使う・食べることで、どんな良い変化があるかを伝えます。

  • 例:「翌朝の目覚めがすっきりする」「水仕事でも手荒れ知らずの」「朝の準備時間を5分短縮する」

業種別(飲食・サロン・小売・サービス)の改善ビフォーアフター

自店で今日から応用できる、業種別の具体的な改善例です。

  • カフェ・飲食店
    【Before】アイスコーヒー →【After】氷まで珈琲で仕立てた、最後まで薄まらない水出しアイスコーヒー
  • 美容室・リラクゼーション
    【Before】炭酸ヘッドスパ(20分) →【After】長時間のPC作業による「眼精疲労と首コリ」をリセットする炭酸極上ヘッドスパ
  • 物販・雑貨・コスメ
    【Before】無添加ハンドクリーム →【After】毎日の水仕事で手荒れに悩むスタッフが手放せなくなった、濃厚セラミドハンドクリーム
  • 整体・クリニック・相談窓口
    【Before】腰痛改善コース →【After】長時間の車の運転や立ち仕事でも腰が痛くならない「骨盤バランス調整コース」

まとめ:メニュー名は一番身近な「無言の営業マン」である

店舗の中で、すべてのお客様が必ず目を通すもの。それが「メニュー表」や「プライスカード(値札)」です。

スタッフが一人ひとりに長々と営業トークをしなくても、魅力的なネーミングがついていれば、メニュー表そのものが「最高のセールスパーソン」としてお客様の背中を後押ししてくれます。

今週末の営業に向けて、ぜひ自店の看板商品やおすすめメニューの名前を、お客様目線で見直してみてくださいね。

当事務所では、店舗のメニュー構成やネーミングの見直し、売場動線(VMD)の改善から客単価アップまで、実践的な伴走支援を行っています。

売上改善や商品提案について客観的なアドバイスをご希望の店舗オーナー様は、どうぞお気軽に無料相談へお問い合わせください。

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